このページの位置づけ
このページは、「原因」「理由」「結果」「変化」「目的」を流れで整理するための全体マップです。
「なぜそうなるのか」だけでなく、「その結果どう変わるのか」「何のためにするのか」まで広く見渡す入口として使ってください。
原因・理由表現だけを詳しく学びたい場合は、JLPTで迷いやすい原因・理由表現まとめへ進んでください。
原因・理由・結果表現は、「なぜそうなったか」を表す
JLPTでは、「ために」「おかげで」「せいで」「だけに」「によって」など、理由や原因、結果を表す文法がよく出ます。
どれも「because」や「due to」のように訳されることがありますが、日本語では良い結果か悪い結果か、客観的か主観的か、どのくらい重く見るかが違います。
このページでは、RJT内の関連記事を使って、原因・理由・結果表現をまとめて整理します。
良い結果と悪い結果
おかげで・せいで
まず押さえたいのは、結果に対する評価の違いです。
「おかげで」は良い結果に使われやすく、「せいで」は悪い結果や不満を表すときに使われます。「ために」は目的にも理由にも使われるため、文脈で判断する必要があります。
理由をどう見るか
ことだから・だけに
同じ理由でも、話し手がその理由をどう見ているかで使う表現が変わります。
「ことだから」は、人の性格や立場を根拠に推測するときに使います。「だけに」は、ある理由があるからこそ、結果や感情がより強く感じられるときに使われます。
原因・手段・場合による違い
によって・によっては
「によって」は原因、手段、基準などを表す幅広い表現です。
「によっては」は、場合によって結果が変わることを表します。原因表現としてだけでなく、条件表現としても読まれることがあります。
変化に伴う結果
に伴って・につれて・にしたがって
変化と結果が一緒に進む表現も、JLPTでよく出ます。
「に伴って」は制度や社会的な変化に使われやすく、「につれて」は自然で段階的な変化に使われやすい表現です。「にしたがって」は、変化が進むにつれて別の変化も進むことを表します。
目的と理由の区別
ために・ように・べく
「ために」は、目的を表す場合と理由を表す場合があります。
目的なのか、理由なのか、話し手の気持ちが強いのかを分けて読むことが大切です。
学習の順番
原因・理由・結果表現は、次の順番で学ぶと整理しやすくなります。
- 「おかげで」「せいで」で結果への評価を確認する
- 「ために」の目的と理由を分ける
- 「ことだから」「だけに」で理由の見方を比べる
- 「によって」「によっては」で原因と場合の違いを確認する
- 「に伴って」「につれて」「にしたがって」で変化と結果を読む
関連する文法まとめ
原因・理由表現は、条件表現や推量表現と一緒に使われることがあります。前後の文脈を見て、理由なのか、条件なのか、結果なのかを判断しましょう。
原因・理由表現をまとめて確認したい場合は、JLPTで迷いやすい原因・理由表現まとめも役立ちます。